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ころんのアルバム評~その4 スナーリー・ラーチャシーマー

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 今回はスナーリーの2枚組30曲入りのベスト盤「HIT DON JAI」を取り上げます。何故かはわかりませんが、タイ歌謡を聞く前からスナーリーの名前は知っていました。ですのでタイ歌謡を聞き始めた時、すぐにスナーリーのCDを購入しました。それがこのアルバムです。どんなに素晴らしい歌手なのだろうと、ワクワクしてCDプレーヤーの再生ボタンを押したのを覚えています。ところが聞き始めてすぐにワクワク感が「あれ?」という感じに変わってしまいました。何故かと言うと、この人の声には華が無いのです。丁寧に歌っているのはわかるのですが、如何せん声に魅力が乏しいように聞こえるのです。日本の昭和の名曲みたいな雰囲気の曲があったり、童謡みたいな可愛らしい曲があったりと、曲には恵まれているように思いますが、それを生かす声には聞こえなかったのです。その後スナーリーの歌を聞こうとは全然思いませんでした。
 ところがある日のこと、関西にあるワールドミュージックの店に入った時です。そこの店主にスナーリーがカラバオの曲を歌ったCDがあって、それが凄く良いと薦められました。試聴させてもらったところ、これが非常に良いのです。スナーリーのあの声がカラバオのメロディーを歌うと、実に素晴らしい。まさに目からウロコという感じでした。他にもスナーリーの昔の音源を編集したというCDも聞かせてもらい、結局2枚とも買ってしまいました。
 その後、以前聞いて棚の底に眠ってしまっていたこのCDを引っ張り出して聞いてみました。するとどうでしょう、何故か聞こえ方が全然違いました。スナーリーの歌声がすんなりと耳に入ってきます。声に華が無いのも歌に歯切れの良さが無いのも相変わらずですが、それでも許せるというか、この人はこれでいいんだという気持ちで聞けるようになりました。そうなるとこのアルバムは良い曲が多いですから、素直に「いいなあ」と思えるのです。音楽的には何も目新しいところは無い、極めてオーソドックスな歌謡曲ですが(ルークトゥンと言うよりは、まさに歌謡曲だと思います)、だからこそ安心して聞けるのかもしれません。このアルバムはスナーリーの歌をじっくり聞きたい方におすすめのベスト盤だと思います。まあこの人の場合はベスト盤も色々と出ているようですから、もっと良い内容のものがあるのかもしれませんが。
 スナーリーという歌手は随分キャリアがある歌手で、出したアルバムもかなりの数にのぼるようですが、どの作品がお薦めかと言うと、個人的には前述のカラバオの曲を歌ったアルバム「DUAY RUK LAE SATRA」をまずはお薦めしたいですね。ルークトゥンではありませんのでここで大々的に取り上げることはしませんが、素晴らしい作品です。それが気に入れば、本作のようなベスト盤を聞いてみることをおすすめします。
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コメント

スナーリーに取り憑かれると

スナーリーは非常に地味ですしクセはありますが、ハマれば泥沼の魅力があります。派手さが無い分、じっくりと味わうのに向いていると言えるでしょう。是非泥沼の世界へ…。

  • 2006/10/23(月) 08:29:38 |
  • URL |
  • ころん→036さん #-
  • [ 編集]

妖怪人間は人間になれませんか?

お留守の間に書き逃げさせていただきます(逃げる必要ないけど)。タイ演歌初心者としては,ありがたい記事&コメント欄のやりとり。このアルバム試聴して,いー感じでしたが,まだスナーリーにはまるレベルにはありませんので,私。ところで,昨日プランテーションで購入したホントーン・ダーオウドーンは気に入りました。記事と関係なくすみません。

  • 2006/10/22(日) 17:51:56 |
  • URL |
  • NAKA-036 #-
  • [ 編集]

komtaさん
これまでのスナーリーのイメージを壊さないでいて欲しい…よくわかります。この人が最新のスタイルを引っさげて大ヒットを飛ばすなんて、妖怪人間ベラが人間になるようなものですからね(?)。基本的にこの人は今のままでいいんだと思います。ただ、カラバオのカバーアルバムを聞くと、まだまだ他にも出せる力を持っているんじゃないかと感じますので、これまでの路線だけでは勿体無いという気もしてしまうのです。だから私は、企画物で構わないので、ファンをあっと驚かせる物も出して欲しいと思っています。

  • 2006/05/11(木) 15:39:44 |
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  • ころん #-
  • [ 編集]

スナリーに対しては私はもしかしたら皆さんと少し違うイメージを持っているかも。。そもそも古いタイプの歌手でしょ。しかも、元々彼女の持ち味は鮮やかさとかキラキラしたようなモノじゃ無いでしょう。ナンと表現したらイイのか難しいですが。。霊香な感じとでもいいましょうか。。。ですから、深い深い古いルークトゥンの世界に奥のほうに留まっているかの様なスナリーを、例えばグラミー辺りの力を使って引っ張り上げると言うイメージはわからなくも無いですが、私はこのまま、そっと今まで通りにひっそりとしっとりと少しかび臭さを残したまま居て欲しいような気がしてならないです。たとえヒット作が出たとしても、コレまでのスナリーのイメージを壊さないで居て欲しいと。。

  • 2006/05/11(木) 05:50:58 |
  • URL |
  • komta #-
  • [ 編集]

直メールお願いします!

ころんさん
是非是非直メールお願いします!待ってます!!
今日は京都の繁華街でプラプラしてましたが、二店もタイポップスをかけている店に遭遇しました。波は来つつあるのでしょうか??

シライさん
確かにスナーリーは低音の暗さが心地よいですよね。欲を言えば、もう少し歌に歯切れの良さがあれば本当に素晴らしい歌手になるのに、と思いますが…。この人、サウンド・プロダクションによっては殻を破れる可能性があると思いますので、グラミーへの移籍が実現すれば、大ヒットを出せるかもしれませんね。

  • 2006/05/10(水) 12:50:48 |
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  • ころん #-
  • [ 編集]

スナリーは残念ながら歌声に華はありませんね。プンプアンのカバー曲を聴くと、プンプアンの色気、茶目っ気が特に目立ち、スナリーの歌は上手なのですが、陰りを帯びたモノトーンの感じになってしまいます。ここが、天才と秀才の違いなのでしょうか。しかし、じっくり聴いていると、安定した歌と低音の暗さが心地よいと思います。気分が落ち気味の時、のんびり聴くのが好きです。好きな歌手の一人で、グラミーに移籍して、大宣伝してくれれば、シリポンのようにヒットを出せると思うのですが。

hanaさん
店で聞いて良かったものが、家で聞いてみると「あれ?」ということってあると思いますが、カラバオのカバーアルバムは、店で大音量で試聴させてもらった時も素晴らしく、家で聞いても素晴らしい作品でした。この店の店主に感謝です。この店のことですが、このブログに名前等出してしまうのもマズイかと思いますので、よろしければ直メールで情報をお伝えしますが、いかがでしょうか?

  • 2006/05/10(水) 09:45:12 |
  • URL |
  • ころん #-
  • [ 編集]

カラバオのカバー

カラバオのカバーアルバム、私も持っていますが良かったですね。聴きやすい、というかなんというか・・・。カラバオのアクの強さがうまく調和されてて、いいところが前面に出ている、そんな気がします。
ところで「関西にあるワールドミュージックの店」ってどこですか??私は京都在住なので、CDを買うのは大抵ネットなのですが、実際に見て、しかもオススメを教えてくれる店主さんがいるなんて・・・是非行ってみたいです!

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