เดลีลูกทุ่ง*デイリー ルークトゥン*Dailyluukthung

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ころんのアルバム評~その20 エーンナ・アリサー

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 今回はエーンナ・アリサーの「LHOR DON JAI」を取り上げます。パッと見はタカラヅカの男役みたいなルックスのエーンナですが(なんとなく天海なんたらに似ているような…手もでかそうだし)、歌声は実に女らしくて素敵ですね。個人的には、モーラム歌手としては、かなり好きな部類の歌手です。モーラム歌手と言えば、表面的には突き放したように淡々と歌う人が多いように思うのですが、エーンナの場合は声自体が軽やかですし、柔らかい表情を持った歌い方で、ほのかな色気が漂ってくる感じがしますね。それだけにモーラム歌手の中では最も親しみやすい歌手の一人なのではないかと思います。そして、親しみやすいだけではなく、アップ・テンポでもスロー・テンポでも、本格派のモーラムでもルークトゥンっぽいポップな曲でも、何でも歌いこなす確かな歌の力量があります。歌手としてはかなりの実力者であると言えます。
 今回のアルバムは、本格的なモーラムというよりはもっとポップで、どちらかと言えばルークトゥンと言ってよい曲が並んでいますが、歌の味わいそのものはモーラムを歌っている時と変わりありません。ちょっとべチャっと潰したようなモーラム独特の発声には、非常に豊かな民俗音楽的な味わいがあります。本格的なモーラムではないにしても、モーラム的な味わいはしっかりとありますので、モーラム入門編としてはとても適しているアルバムだと言えるでしょう。ただ、もっとモーラム度の高いものを求めるのであれば、2002年(タイ暦なら2545年)のアルバムをお薦めしますが、今となっては入手が困難であることは否めません。それにこの人、アルバムを出す毎に歌が進歩していますので、やはり昔のアルバムよりは本作の方が良いのではないかと思います。まあ、いずれにせよ、一度は聞いていただきたい歌手であることに変わりはありません。今回のアルバムで個人的に特に気に入っている曲は、レゲエ風のベースがカッコいい1曲目、スピード感溢れるルークトゥンの7曲目、シャープなカッコ良さがありながら哀愁漂う8曲目といったところでしょうか。
 さて、このエーンナですが、所属は前に取り上げたピム・ヤーダーと同じで、コテコテのルークトゥン~モーラムを得意とするNOPPORNレーベルです。ピム・ヤーダーの場合はもっと色々なタイプの歌を歌う方が良いのでNOPPORNから移籍した方がいいということを書きましたが、逆にエーンナの場合はNOPPORNがハマっているように思います。エーンナのようにモーラム色を強く持った歌手の場合は、コテコテのタイ風味を持つNOPPORNの特色が生かされて、タイ的な歌の味わいがより増しているような気がします。メンポーと共にNOPPORNを代表する歌姫として、今後の更なる活躍を期待したいところですね。
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